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2024.1.08

FM島田「0宣言の家!池田社長の健康深いい話」(毎週金曜日18時15分~18時30分放送)、新年最初の生放送をお聞きくださいましたか?今年は、仕事始めの1月5日(金)が初放送でした。

表のテーマは「甲辰」(きのえ・たつ)
裏のテーマは「アレルギーという病気はない」


 
来週(1月12日)は、一週目の再放送。裏テーマ「アレルギーの話」の続きは再来週(1月19日)に放送です。お楽しみに。

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さて、このたびの能登半島地震により被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。そして、皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

 

今回は、災害時におけるアレルギー疾患の対応について。中でも、食物アレルギーについてお知らせしたいと思います。少しでもお役に立つことがあれば幸いです。


まず、食物アレルギーがあるお子さま(特にアナフィラキシーの恐れがある場合)には、誰が見てもわかるようなビブスを用意して「食べられないものは何か」ひと目でわかるようにすると安全です。

エピペンや薬を収納することができる、ポケット付きのビブスもあります。

エピペンを持っていることもゼッケンに書いておけば、具合が悪くて会話ができない状態になっても「もしかすると、この人はアナフィラキシーを起こしているかも?」と周囲に気づいてもらえます。

フリー画像をもとに私が作ったイラストですのでクリーム色の生地ですが、市販されているビブスはもっと明るい黄色です。ご自分で反射材を貼ってもいいですね。

未就学児のお子さま用ビブスでしたら、背中側の情報はなるべく上側に記載し、抱っこしても文字が隠れないようにするといいそうです。

 

そして、食べ物を配る時は必ず保護者に渡してください。保護者がいない時にアレルギー食材を口にすると非常に危険です。パンやクッキーなど、見た目だけで材料を判断できないものもあります。子どもは断り切れずに食べてしまう可能性がありますので、食べさせるのは「保護者に確認してから」を徹底しましょう。

 

それと、アレルギー用ミルクしか飲めない赤ちゃんがいます。お母さんが除去食をして母乳を飲ませている場合もあります。パッと見ただけでは、深刻なアレルギーの有無を判断できないかもしれませんね。「母乳の頃の赤ちゃんにもアレルギーがある」ことは覚えていてください。

 
食物アレルギーについて、
少しでもご理解いただければと思います。
 
《参考になるサイトと資料》
石川県のホームページ「通常版トップページ ⇒ 医療・福祉 ⇒ 健康 ⇒ 疾病・難病 ⇒ アレルギー疾患対策について」
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kenkou/allergy/about-allergy.html
 
令和3年度厚生労働科学研究「大規模災害時におけるアレルギー疾患患者の問題の把握とその解決に向けた研究」
https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/157483
 
食物アレルギーキッズビブス
オンラインショップ(NPO法人ピアサポート F.A.cafe)
https://www.facafe.org/product-page/%E9%A3%9F%E7%89%A9%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%83%E3%82%BA%E3%83%93%E3%83%96%E3%82%B9
 
非常時用アレルギービブス
エピペンや薬の収納ポケット付き(エイテックス)
https://eightex.com/products/01-147