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2021.4.05

月齢伐採で天然乾燥させた天香の杉をふんだんに使ったおうちのウェブ完成見学会です。

香りも艶も素晴らしい「天香の杉」

今回は掛川のお家のウェブ完成見学会です。3月桜満開の季節。あと数日でお引き渡しです。
まずみていただきたいのはこの床です。

座ってみて、手で触ってみて、もちろん立ってみて。こちらは見ての通り杉のフローリングです。この杉は天竜T.S.ドライシステム協同組合さんの杉です。前にもご紹介しましたが、この杉は「天香の杉」と呼ばれている天然乾燥の杉です。それも月齢伐採。月齢伐採とは満月から新月にかけたわずか半月の間に伐採することを言います。月齢伐採をすると素性のいい材が取れます。伐採の時期からこだわり、半年から5年以上、構造材になると3年、5年、10年といった長い乾燥期間を経て作られた貴重な材なのです。

こちらはフローリングのサンプルです。厚さが3センチもあります。この杉は天然乾燥ならではの香りが素晴らしく、この香りの中には、人を穏やかにさせるフィトンチッドが多く含まれています。

この艶感わかりますか?何も塗装してないのに、艶があるのです。この状態がずっと保持できるのが天然乾燥材のいいところです。天香の杉をふんだんに使った住宅になっています。

ホームシアターになる漆喰の壁

次に真っ白い漆喰の壁です。

弊社の住宅の壁は漆喰か板を貼るしつらえになります。この漆喰はスペイン漆喰と言います。特徴は100%漆喰。漆喰以外のものは入っていません。100%漆喰は世界的にも珍しく、日本ではほとんど流通していません。100年、200年、300年とこの漆喰は生き続けます。夏は高湿度、冬は乾燥している中、漆喰が年中湿度を50%に近づけてくれます。
こちらのおうちはポップインアラジンという装置を使って、漆喰の壁に大画面を映します。

ポップインアラジンは電灯にセットしてあり、大画面で、テレビ、インターネットの映像も見ることができます。臨場感溢れた素晴らしい映像を体感できるのです。

天香の檜のお風呂

続いて、お風呂の紹介です。

このお風呂は黒御影の腰壁、床は十和田石を使っています。ユニットバスなので防水もきちっとしていてメンテナンスがしやすい、長持ちする木風呂です。浴槽は青森ひばです。壁は床で紹介した天竜T.S.ドライシステム協同組合さんの「天香の檜」です。 香りがお伝えできないのが残念なくらい、素晴らしい檜の香りがします。

木風呂の最大のデメリットはメンテナンスが大変なことだと聞きます。汚れがつきやすいと心配されると思いますが、木にはNDコートという塗料が塗ってあります。撥水作用が強力で汚れにくく、ナノダイヤを主成分にしているので、抗ウイルス、抗菌、防カビ、消臭といった優れた効果を併せ持ちます。一度塗ったら、削り取らない限り、効果は半永久です。
>後半に続く